スタンプクラブ

ユースの切手収集、切手集めを応援!

カテゴリー: 100円コレクション

stamp club 2015の発行と無料配布の開始について

当社で発行するジュニア・ユース収集家のための切手のフリーペーパー「stamp club」の2015年版が本日印刷所より納品されました。今年も32ページ構成、フルカラーで手に取りやすいA6判です。気になる内容は下記の通り。

    [特集]図入りリーフをダウンロードして切手を整理してみよう!
    おこづかいで充分に楽しめる!菊切手の集め方
    パケットで始めるスイス切手-分類と整理方法の要点- (早稲田大学4年生 木戸裕介君)
    [まんが]英領ギアナ暫定切手物語(班田 万 先生)

また、皆さんがもう一つ気になるであろう、愛読者プレゼントは、全国有名切手商が商品提供にご協力下さいまして、なんと過去最大の8賞品50名様分を準備いたしました。その中には明治5年発行のあの日本切手も・・・・。これ以上は中身を見てのお楽しみです。

 

無料配布場所については、これからも決まり次第、当ホームページや、ニュースレター「月刊切手ニュース」でお知らせしますが、近々で以下が決定しております。

4/24-4/26 スタンプショウ2015 七階ディーラーブス「渡会一裕」

※七階入ってすぐ左側の切手商の店頭で無料配布しています。

5/3 切手市場

※四階入口で配布しています。

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菊切手17グラム分の整理その11 [100円コレクション]

十週分のおこづかいである、1000円を払って買った、菊切手17グラム(250枚入り;小判切手も60枚近くあり)を十週間かけて整理しています。

連載はまだ十回目なのですが、途中でブログの更新をさぼってしまったので、十週間が過ぎ、たまったお小遣いを、たまたま家族旅行に行った先の大阪駅前第3ビルバザールという切手のフリマで使い入手した菊切手の書状などの使用例を毎週一点ずつ報告しています。今週は最後の1通をご紹介します。

 

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じゃじゃーーん。

外国あてのカバーです。差し出し郵便局は、門司局なのですが、「MOJI」という局名以外は薄くて読めませんでした。ただ、宛先については、封筒の裏表の読解を頑張って、ドイツ・メクレンブルグ・ヴストロ 1905.5.13 到着 とわかりました。

1905年、つまり明治38年の日本は日露戦争でロシアと戦っていた時期ですから、そんな時期の外国宛てのカバーが100円で買えるなんて切手収集は面白いなぁと思います。ちなみに当時の外国宛て郵便はすべて船便で、差し出してから受取人に届くまでヨーロッパだと一月以上かかったのではないかと思います。郵便料金については、1897.10.1(明治30年)-1907.9.30(明治40年)まで書状15gまでごとに10銭ですからあってると思います。

東京に戻って大人の収集家の方にアドバイスを受けたのは、10銭の外信船便はおさえておきたい使用例で、このカバーの様に欧文消しカバーばかりではなく、和文消しカバーもあるとのこと。そんな中で「MOJIの欧文印はいいね。薄いのが残念だけど。」と言われました。また、「郵便料金から分かると思うけど、外信船便は15gまでごとに10銭だから15gを越えて30gまでは20銭だよ。だから20銭のカバーも安く手に入るといいね」とのこと。なるほど。そういう可能性はありますね。今後買い物するときに気をつけたいと思います。

ちなみに僕は大阪駅前第3ビルバザールという切手のフリマで、10銭のカバーを2通買いました。一通目は、連載の八回目に紹介済みです。なぜ2通買ったかというと、片方が国内使用(書留書状)で、もう片方が国際使用(外信船便書状)だったからです。伝統郵趣では、各切手について使用例を2,3通ずつ展示するのが最も良いと言うのを聞いたことがあるので、どうせ百円で買えるなら両方揃えたいと思って、買ってみました。他の額面はさすがにこうはいかないでしょうが、チャンスがあれば狙いたいです。

菊切手17グラム分の整理その10 [100円コレクション]

十週分のおこづかいである、1000円を払って買った、菊切手17グラム(250枚入り;小判切手も60枚近くあり)を十週間かけて整理しています。

連載はまだ十回目なのですが、途中でブログの更新をさぼってしまったので、十週間が過ぎ、たまったお小遣いを、たまたま家族旅行に行った先の大阪駅前第3ビルバザールという切手のフリマで使い入手した菊切手の書状などの使用例を毎週一点ずつ報告しています。今週も2通ご紹介します。

まず最初は1銭葉書に貼られた、5厘切手。日本切手カタログには切手だけでなく葉書も掲載されていますが、それによると、この葉書は菊葉書と呼ばれ、菊切手と同じ時代に発行されています。明治31.12.1に発行されているのですが、なんと発行から4ヶ月後の明治32.4.1には葉書料金を1銭から1銭5厘に値上げしているため、そのままでは使えなくなってしまいます。昔の郵便切手や葉書の発行の計画性のなさって、僕の夏休みの宿題のやり方に似ているなぁ。

そこで差額の5厘切手が必要となり、明治32.4.1にこの5厘切手が発行されましたので、この葉書の使用例は、この切手の最も適切な使われ方になります。このような発行目的にあった使用例を適正使用例と呼び、一枚は抑えておいた方がよいのだそうです。

ちなみにこの葉書は、摂津(兵庫県)・神戸 明治32.8.5 差し出し、備前(岡山県)・牛窓 8.6到着の使用例であり、切手の発行から4ヶ月程での使用例でした。これが100円は安いよ、と大人の収集家の方には言ってもらいましたが、この使用例を更によくするなら、どれだけ切手の発行日の明治32.4.1に近い使用例を手に入れるかだね、とも言われました。明治32年4月の前半の使用例であれば、初期使用例としてアピールできるよと言われましたので、これから100円で菊切手の使用例を探すときに頭の片隅に入れておこうと思います。

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続いてお次も葉書です。

明治33.10.1発行の1銭5厘灰味青切手を貼り、陸前(宮城県)・渡波 明治38.1.3 の使用例です。一つ前の葉書の時にも書きましたが、明治32.4.1から葉書料金は1銭5厘に料金値上げされたため、この額面の切手が発行されました。とはいえ料金変更から切手発行まで一年半もあいてて随分遅いなぁと思っていたら、大人の収集家の方から、「昔は私製葉書は許可されていなかったんだよ」と教えてもらいました。つまり郵便局で売っている官製葉書以外は差し出しができなかったらしく、それが初めて許されたのが、明治33.10.1なのだそうです。ここら辺、裏側を探っていくと面白そうです。

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で、実はこの葉書年賀状でした。裏側はこんな感じ。葉書は文面も読めるから面白いですね。考古学みたい。。。

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