スタンプクラブ

ユースの切手収集、切手集めを応援!

明治時代の日本を勉強しちゃったよ![100円コレクション]

毎週 100円 のおこづかいで切手コレクションを作っていきます。

小学校では、3、4年生で都道府県の名前を勉強します。僕はこの授業が大好きで、都道府県名だけでなく、県庁所在地もどんどん覚えて、テストで100点を取りました。

ところで、家に帰ったらお父さんが、今の都道府県名は明治時代の最初の頃には無かったんだよ、と教えられました。その頃は旧国名を使っていたそうで、東京は武蔵国(むさしのくに)と呼ばれたそうです。

20140129_72切手に押される消印にも、旧国名が使われている物があります。切手市場で探していたところ、10円ショップ内田さんというお店で、一枚10円の切手の中から何枚か探す事ができました。

 

 

 

まずは武蔵国です。武蔵国は東京、埼玉、神奈川東部にかかる大きな国で、下の二枚は東京の使用例ですが、当然の事ながら、武蔵・横浜局等もあるようです。

20140129_12

左)武蔵 東京芝口局、右)武蔵 東京局

 

次は中部地方です。全部横型ですが、消印は全体が入って見えます。伊勢は今の三重県、越前は今の福井県、美濃は現在の岐阜県です。

20140129_13

左)伊勢 桑名局、中)越前 福井局、右)美濃 大垣局

 

出雲は現在の島根県、山城は現在の京都府です。

20140129_14

左)出雲 松江局、右)山城 京都局

 

肥後は現在の熊本県、肥前は現在の佐賀県です。

20140129_15

左)肥後 熊本局、右)肥前 面高局

 

これらは全部同じ切手に押されています。「U小判2銭・紅」という切手で、使用済みのカタログ値は50円なのですが、時々珍しい目打や紙があって、使用済み一枚で10万円するものもあるそうです。でも、このお店では全て一枚10円で売ってくれましたので、9つの消印で90円で買えました。

旧国名の数だけ、消印を集めたいなーと思ったのですが、お店の人によると少なくてとても珍しい消印もあるとかで、現在の北海道や沖縄県にあたる消印はとても高いんだそうです。

ヒンジとコピー用紙を使用した切手の整理方法- 買った切手の整理・保管方法(5)-

短期集中連載「買った切手の整理・保管方法」の第五回です。

昨日紹介した郵趣文具のストックリーフよりも更に長い歴史を持つヒンジを今日は紹介します。私たちの生活ではたくさんのビニールが使われています。傘、スーパーのレジ袋などなど。しかしずっと昔はビニールは高級品で、価格も高く、したがって、ストックリーフのような商品は存在しないか存在しても結構高い価格で取り扱われていました。

では、その頃の切手コレクターは切手をどのように整理していたかというと、大半のコレクターは、ヒンジ(英語で「ちょうつがい」の意)という切手用文具を使い、収集した切手を紙に整理して集めていました。写真左下に3枚ほど見える薄い紙片がヒンジで、片面に糊がついており、上から四分の一あたりのところで折れています。お値段は1000枚300円前後で切手屋さんで販売されています。

ヒンジの糊のついた面を湿らすと、切手や紙にくっつきます。そこで、折れている片方を切手につけ、もう片方を切手を整理する用紙につけることで、用紙上に切手を整理する事ができるようになるわけです。   20140205_2 この方法は、切手自体の裏面を買った時のままの状態で保存できないという点で、最良の整理方法ではなく、ヒンジを一度でも貼り、はがした跡の残った切手は「ヒンジ付き切手」と呼ばれ、裏面がきれいな切手よりも安く取引されています。とはいえ昔はこれ以外のお金のかからない整理方法がほとんどなかったのが実情です。

ということで、安くありふれた切手を除けば、なるべくヒンジを使わない方がよいのですが、逆に、そんなに高い切手を持っていないジュニアコレクターであれば、ヒンジの使用を是非考えてほしいと思います。

ヒンジの使用が嫌われた原因の一つが、「切手を買った時のままの状態で保存できないこと」にあるのですから、使用済みの切手で既に裏糊が落とされた切手であれば、未使用の切手よりも抵抗なくヒンジの使用ができます。従って外国切手パケット(異なる種類の切手を500種類で1500円等で販売されている)等の整理には、どしどし使ったらどうでしょうか?

下はヒンジで切手を整理した例です。貼付ける紙については現在使用されているノートやコピー用紙で、基本的には白い紙か方眼紙が整理しやすいと思います。余白にはその切手に関するメモを書いても書いておくとあとで忘れずに便利かもしれないですね。

スキャナー

ちなみに、あまり高い切手を持っていない今、神経質になりすぎる必要はないのですが、切手の保存方法は奥深い知識が必要です。将来、より高い切手を買って整理する時には、もう一度大人の保存方法の勉強をする様にしてください。

ストックリーフを使用した切手の整理方法- 買った切手の整理・保管方法(4)-

短期集中連載「買った切手の整理・保管方法」の第四回です。

これまでの三回を通して、クリアフォルダーやファイルケースを使用した、切手の分類・保管方法を案内しました。これらはすべて100円ショップで買う事ができるため、誰にでも入手しやすいので、まずは説明をしたのです。

ところで、100円ショップや町の文具屋さんには売っていない、切手整理専用文具の中でも皆さんに紹介したい物がいくつかあります。今日はその中からストックリーフをご紹介したいと思います。

ストックリーフは、切手整理専用の文具ですので、さすがに切手専門店でないと販売していません。ストックリーフとは、切手を収める為の横向きのビニールが何段かついた用紙の総称で、以下の写真の様に使用します。

何枚もの切手を袋に入れておいても、買ってからしばらく経つと自分が何を持っていて何を持っていないか分からなくなってしまいます。しかし、正しく分類した上で、ストックリーフに整理しておけば、自分の持ち物が一目で分かります。

ちなみに、このストックリーフですが、日本で販売されている物は主に台紙の色が白で、用紙左部にバインダー用の三穴が空いており、A4サイズと比べて、縦が短く横が長いものが多いようです。

ストックリーフは、これまでの連載で紹介してきた、クリアフォルダーやファイルケースに入れる事をお勧めします。三穴の空いているリーフは三穴バインダーにも格納できますが、三穴バインダーは新品で1000円近くしますので、現時点ではお勧めしません。

なお、気になるストックリーフの価格ですが、10枚で600円とそれなりに高いです。切手展等では二割引のお店もありますので、探してみてください。

明日は、ストックリーフの代わりに使えるヒンジをご紹介したいと思います。

スタンプクラブ © 2014 Frontier Theme